ウエディング関連のサイトを課題制作とします。架空のサービスや店舗を想定し、形にします。通年、6月の中旬頃から企画がスタートし、7月末完成を目指します。制作期間は、およそ1ヶ月。実際にクライアントを想定し、制作に挑んでください。結婚・ウェデングに関するテーマであれば、どんなジャンルでもOKです。
人生のライフイベント
企画する
人生には、いくつかのライフイベントがあります。入学・卒業・就職・結婚・出産などが、それに当たります。人生の節目にあたるライフイベントは、儀式を催したり、お祝いをしたりします。特に、「結婚」は、今まで生きてきた人生の中でも、非常に大きなライフイベントだと言えるでしょう。今回は、「結婚・ウェディング業界」をテーマにした制作に挑みます。結婚にまつわるサービスであれば、特に業種は問いません。該当する関連業種をいくつか挙げてみますので、参考にしてみてください。
- 結婚式場・チャペル・教会・神社
- ウエディングドレス・レンタルドレス
タキシード・和装・和婚 - 結婚指輪・リング・ウェディングアクセサリー
- 新婚旅行・ハワイ挙式・海外挙式
- ウェディングベール・小物
- メイク・お呼ばれ・ゲスト
- 二次会パーティ・地味婚・派手婚
- 写真撮影・記念品・アルバム
- ウエディング総合プロデュース
- 新居・引っ越し・不動産
- インテリア・グッズ
- ギフト・贈り物・限定品
結婚式の内容も、時代に合わせて変化しています。盛大な挙式や身内だけの少人数パーティ型、同じサービスでも内容が大きく変わってきます。 二次会やゲストに焦点を当てるのもいいでしょう。できるだけ細かくテーマを絞りましょう。
ウェブサイトの目的
今回のウェディング関連テーマは、ターゲットとなるユーザーから、「お問い合わせ」を頂くことが、最大の目的となります。お問い合わせの手段は、フォーム・もしくは 直電話になるでしょう。直接来店される人も多いと思いますが、予約を入れてから、来店されることが予想されます。
お問い合わせ数を増やし、売上に貢献することが、ウェブサイトの役割です。ショッピングサイトの場合は、ネット上で完結しますので、決済までスムーズに誘導させることが、ウェブサイトの役割です。ウェブデザインを駆使し、どのように工夫表現し、訴求をすれば、問い合わせにつながるかを考えてみましょう。
お問い合わせを獲得する
まず、問い合わせを獲得するため、サービス内容や場所などを明確に掲載しましょう。何がおすすめなのか、「いつどこで何を」を意識しましょう。
サービス内容に興味を持ち、費用などを検討した上で、「問い合わせてみよう」という行動に繋がります。どのポイントで、興味を持ってもらうのかが非常に大切なのです。
ターゲットを絞る
そのサービスを必要とする人は?
結婚される人の年齢層は、様々です。年齢層や収入によって、価値観も大きく異なります。企画するテーマに見合うターゲットは、どんな人ですか?ターゲット層とペルソナを考えてみましょう。どんなカップルが、そのサービスを必要とするでしょうか?新婦だけでなく、新郎や再婚者をターゲットにした企画もいいでしょう。
- 年齢層
- 性別
- ライフスタイル
- 収入
- 住まい
- 価値観など
サービスの特徴
強みを打ち出す
テーマが決まったら、そのサービスの「特徴」を考えてみましょう。例えば、海外挙式の中でも「ハワイ挙式」や「リゾート挙式」に特化しているなど、同じサービスでも、差別化を計れるような特徴や強みが必ずあります。さらにカテゴリーに絞って考えてみると、考案し易くなります。サービスの強み・特徴を、最低でも3点挙げられるように企画してください。
- 価格面
- サービス面
- 品数・充実性
- 内容・特別性
できるだけ、競合他社に打ち勝てるような特徴・強みを企画しましょう。制作着手前に、必ず提案する部分です。実際の制作現場でも、クライアント自身が、自社の強みに気付けていないことがよくあります。「御社の強みって何でしょうか?」とインタビューをしても、「よくわからない」と仰る社長さん、社員さんが多くおられます。淡々と日々の作業を繰り返しているだけで、自社の特徴や強みなど改めて考えたこともない。と仰ることも少なくありません。
ウェブディレクターやデザイナーが、実際にクライアント側へ何度も足を運び、社長さんや従業員さんのインタビューを行ったり、パンフレットや商品を何度も見たり聞いたり、競合他社と比較したりすることで、特徴や良さを見つけてあげることも必要な場合もあります。「こういうところが、御社の強みですよね」などの発見力。それが、企画に繋がり、クライアントに喜ばれます。単純にウェブサイトを作るだけが仕事ではありません。「洞察力」も必要なのです。
ウェブサイトを通して、サービスの良さ・強み・特徴をビジュアルで伝えなければなりません。制作側が、サービスの良さを認識していないと、いいウェブサイトが仕上がるはずがありません。制作着手する前に、ウェブサイトに打ち出す強みや特徴をしっかり捉えておきましょう。